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中国 2020年上半期不動産開発投資と販売実績

中国の国家統計局は7月16日、不動産開発を行う国内のすべての企業を対象に集計した2020年 上半期不動産開発の投資実績と販売実績を発表した。 発表内容の概要は以下のとおり。

1・不動産開発の投資額

不動産開発向けの2020年上半期の投資額は、表1に示すとおり、62,780億元(1元当たり16円で換算すれば約100兆4,480億円)にのぼり、前年同期と比べて名目伸び率は1.9%となっている。 うち、住宅投資は前年同期比2.6%増加の46,350億元(約74兆1,600億円)に達しており、 不動産開発の投資額の73.8%を占める。

地区別の不動産開発投資額は、次の表2のとおり。

2・不動産開発企業による着工面積と完工面積

表3に示すとおり、 不動産企業による2020年上半期の建築着工面積は、 前年同期比2.6%増の792,721万m2にのぼる。 うち、住宅着工は前年同期比3.8%増加の558,776万m2に達しており、 着工面積全体の70.5%を占める。 建築着工面積のうち、新規着工は前年同期比7.6%減の97,536万m2となった。 うち、住宅、オフィスビル、商業ビルのいずれも減少し、 それぞれ71,536万m2、2,853万m2、7,991万m2であった。 建築完工面積は前年同期比10.5%減の29,030万m2となっている。 うち、住宅の完工面積は20,680万m2で、前年同期と比べて9.8%減少している。

3・販売向け建築物の販売実績

販売向け建築物の2020年上半期の販売実績は、 69,404万m2となり、前年同期比8.4%減少している。 住宅、オフィスビル、商業用ビルの販売面積は、 それぞれ7.6%、26.5%、20.7%の減少となっている(表4)。

また、販売面積を地区別にみると、 表5に示すように、すべての地区は前年と比べて減少している。

なお、2020年6月末時点の未成約の販売向け建築物の面積は、 51,081万m2で5月末より691万m2少ない。 うち、販売待ちの住宅(23,856万m2)、 オフィスビル(3,811万m2)、 商業用ビルの面積(13,022万m2)は、 前月末と比べてそれぞれ512万m2、13万m2、106万m2の減少となっている(表6)。